2017年10月2日月曜日

KTSE合同会社さんの水稲ソーラーシェアリング

以前から気になっていた、KTSE合同会社さんの水稲ソーラーシェアリングを見に行きました。稲刈り前に見学したかったのです。
ふくしまからはじめよう。再エネ発電モデル事業(営農継続モデル)に採択された事業で、その後も容量を増やされているとのこと。
周辺には野建ての太陽光パネルがあちこちに並んでいて、さかんな(理解のある)地域だというのが分かりました。

パネルが等間隔できれいに並んでいます。パネルはソーラーシェアリング用の細長いパネルで、光が差す隙間も広く、まさにこれがソーラーシェアリングという感じ。稲もすくすく育っています。ごはんになってからも美味しいのでしょうか。


パネルのフレームが遠近感を引き立てます。
少し離れたところにもありました。

下から拝見するとこんな感じ。隙間だらけで日射量が減るという心配はなさそうでした。

2017年10月1日日曜日

土湯温泉バイナリ―発電を見学させてもらいました

3年前(着工前)くらいから話題殺到で視察が千人以上/年くらいで来ていたという有名な土湯温泉のバイナリ―発電所を完成後初めて見学させて頂きました。まさに満を持した感じです。


バイナリ―発電は予想以上の発電ぶりだそうです。良かったです。

こちらのバイナリ―発電、様々な条件が合致してできた発電所で、3.11の危機により、廃業になる旅館がいくつかあり、温泉街を再興させるため、地域がまとまって再生可能エネルギーを活用したまちづくりの方針を決めたこと(合意形成が早かったこと)、送電線が近くまで来ていたこと、泉源の温度が高いこと、河川沿いで冷却水となる水があること、JOGMECの債務保証を受けられたこと、地元のリーダーがいたこと、事業を進めるためのマンパワーがあったこと、が成功につながったそうです。
他にもあったかもしれませんが、あとは元気アップ土湯の方に様々なエピソードを伺って頂ければと思います。
 発電所を上から眺められる場所に詳しい解説のパネルがありました。きぼっこちゃんが説明しています。子どもも大人も楽しく学べます。とはいえ、ここまで入るには元気アップ土湯さんに案内していただく必要がります。見学を受け入れています。時期によってはイベントをされているので、元気アップ土湯さんに問い合わせてみてください。
バイナリ―のバイ(2)の意味は温泉源からの蒸気と熱のどちらも使うことから来ているそうですよ。効率がよいです。
さらには、冷却に使用した熱(温水)を二次利用してオニテナガエビの養殖をして、温泉旅館のお料理に使用したいと取組まれています。↓はオニテナガエビの子どもだそうです。

今年の夏は何回か新聞にオニテナガエビ釣りのイベントが紹介されていました。
この地熱発電の売電益をバス料金無料(学生さんと高齢者)として地域還元されているようです😊

2017年8月26日土曜日

第17回 全国菜の花サミット in  南相馬 2017

全国菜の花サミットが県内、南相馬市で開催されるというので4/23(日)の第2分科会「脱原発社会へ ~エネルギーと暮らしの地域自立~」@健康福祉センターに参加させていただきました。この会には桜井市長も出席されていました。

 えこえね南相馬高橋さんのソーラーシェアリングの取組み、福島県農民連佐々木さんの事例紹介等、熱いお話を伺うことができました。

 参加していたお世話になっている方から、浜の方太陽光パネルで凄いことになっているよ、と教えてもらったので、帰りに寄り道しました。
途中、お馬さんを見つけました。町なかで馬に出会うのはまさに野馬追の町といった感じ。ついつい車を止めて隠し撮りをしてしまいます📷

しばらくすると見えてきました。太陽光パネルの海。写真に納まらないほど。道路をはさんで一面パネルで、まだ工事中のようだったので更に拡大されるのでしょう。この地域は災害指定区域で住めないので、土地の有効利用ということで太陽光パネルが敷き詰められることになったのでしょう。少し寂しい気もするけれど、再エネの学習会をしたりしてソフト事業としても有効活用できればよいのではないかと思ったり。

さらに車を浜の方に走らせたところに奇跡的に1本だけ残った一本松を見ることができました。3台くらい車が止まっていました。けっこう見に来られる方がいるようです。
一本松はニュースによれば、防災林整備が計画されており、2017冬に伐採される予定だそうです。
その近くの帰り道で水が張ってある田んぼと思われるものを見ました。元に戻っている部分もあるのだなと感じました。

全く話は変わりますが、この道に入る手前の6号線沿いに830という懐かしい感じの喫茶店があって、ハンバーグナポリタンを頂いたのですが、とても美味しかったです。またお邪魔したいです😍

2017年6月18日日曜日

信夫山霊山小風力発電所

C&F社(アイルランド)の日本発の小形風力発電導入事例としてかなり注目された東北コンクリートさんの小形風車。幸運にも県の再エネ研究会と会社の研修と2回見学させて頂きました。東北コンクリートさんの敷地内にあります。ので、許可を頂かないと見られないのです。
CF20 外観
大きさ
19.6kW,高さは20m、地下1m、ブレード直径13m。2016年9月から売電されているようです。支柱は油圧式のシリンダでくいっと倒立させて建設するので時間がかからないとか。
支柱部分と制御盤が入ったキュービクル
アイルランドから風車の状況が遠隔で見られ、スマホからも見られるそうです。問題なく順調に稼働しているようで良かったです。
眺めがよい

ここからは一般的な話ですが、小形風車はFIT価格55円と高いため、業界では注目されており、特に風況の良い青森、秋田などの日本海側の北日本で増えているようで、制限になるような小形風車のガイドラインを作っている自治体もあるようです。小形風車であっても風速6m/s以上ないと回転せず、つまり発電しないので、そのくらいの風が年間を通して安定的に吹く場所はかなり風況がよい場所になります。風速は地上高さが高いほど大きくなる(風が強くなる)ため、小形風車の場合、ナセルがある部分はウィンドファームにあるような大型の風車(70~80mくらい)と比べ低いため(20mくらい)、より風況のよいところに建てる必要があります。それでも小形風車は環境アセスが不要だし建設コストが安いため、導入しやすいという点でよりブームになっているのでしょう。コストがかかるからと風況観測せずにシミュレーションのみで土地付き投資案件として売り出されるものもあるようです。
きちんと発電して安全や環境が維持されて地域住民の迷惑にならなければ問題ないのだと思うですが、そうでないからガイドラインが出されるのでしょうね。

ちなみに売電事業をするためには日本海事協会のNK認証を受けている機種である必要があります。
風車認証(Class NK)
見るたびに「小形風車型式認証登録簿」が更新されている...

さらに参考情報として、風況観測する前段階のシミュレーションサイトをご紹介
メッシュ間隔、地上高さなどを比べて見てみてください。

高さが3種類ある

自治体ごとにデータをダウンロードしてグーグルアースで見る

気象庁のサイト人間の間隔で風速を測る方法

NEDOや環境省と異なるシミュレーションやある観測点における測定データが見られる

福島県再生可能エネルギー発電量シミュレーション情報サイ

上記の情報はあくまで風況観測前のおおざっぱな用地選定の参考になる程度のもので、事業をするためには、用地が決まったら風況観測はすべきなのだと思います。特に小形の場合は低いので風が地表の影響を受けやすいためシミュレーションのみで事業性を判断するのは難しいと言われています。風況観測が安価で簡単にできれば良いんでしょうけどね...。
最近再エネに対する悪評が強くなってきている気がするので、事業者さまにはぜひとも誠実で健全な再エネ事業をお願いしたいです。

中山峠 風の谷風力発電

49号線を運転していて、あ回ってる~😊!となったり、止まってるわ~😴となったり主にその風況によってテンションを上下されるかの有名な中山峠の風の谷風力発電所(250kW 国交省 1999年)です。
昔からある風車で、ロードヒーティングに利用して余剰は売電という仕組みのようです。前からあるのは知っていたけど実際に近くまで行ってみたことはなかったのですが、行ってみると、リアルタイムで出力が分かるようになっていましたよ。
外観
ロードヒーティングの概要
基本スペック
リアルタイム出力表示
この表示が本当に一瞬一瞬大きな幅で変わるので、よく制御が大変と聞いていましたが、
本当に大変そうだと思いました。自分がこの変動を制御する装置を作る仕事を任されたらちょっといやかもと思うくらい大きな幅でした。まぁ私はそのあたりの技術を知らないので無駄な心配でしょう。 
当時の世界の風力発電
現在の世界の風力発電事情と全く違っていて興味深いです。

太陽光発電設備保守点検講座に参加しました

福島発電さん主催の太陽光発電保守点検講座に参加させて頂きました。(2016年10月の話です)毎年恒例のこの講座は以前から気になっていました。振休のひまつぶしも目的のひとつです。

福島空港で座学を受けた後、屋外に出て作業を見学します。座学の知識をすぐに作業できるのでよい講座です。この日は天気も良くとても発電日和でした。
様々なメーカーのパネルが設置されています
屋外研修の様子
割れたパネル カラスの石ぶつけによる仕業らしいです
パワコンの中
IVカーブトレーサーで測定した結果
パネル裏側の解説図
パネル目視検査
カナディアンソーラーのパターン 単結晶

多結晶
この講座のおかげで太陽光パネルの開放電圧と短絡電流の意味がわかりました。でもうまく人に説明できるかは微妙。。今後、太陽光発電の維持管理の問題が沢山出てくると思う電験3種くらい持っていたいのですが、、、一緒に勉強してくださる方をひそかに募集中です。

下郷町花の郷水力発電所と会津の旅

下郷町の花の郷水力発電所を見たいのと大内宿に行ったことがなかったので、行ってきました。
(これも2016年10月のお話しです、なぜこんなに更新しなかったのかというと、端的に言えば更新する気にならなかったためです。会社が大変なことになったり、私的に身の回りが騒がしくなったり、Macの更新をしていなかったため、i poneやi padからデータを読み込めなくなっていたりと越えなければならない壁がいくつかあったのです、PCのバージョン更新にかんしては、嫌がらせとしか思えないので、やめてほしいです、ウイルソフトがバージョンアップしてけばいいじゃんと思うのですが、、資本主義社会が行き過ぎた弊害を感じます、と余談が長くなりました)

行きの道中、布をかぶった鉄塔に遭遇しました。初めて見る光景だったのでつい車を止めてしまいました。この旅で1番テンションが上がりました。中から金属音がしていたので、まさに作業をしていたのでしょう。会津地方の送電網については高圧接続ができないじょうきょうなので、一瞬送電網増強作業をしてくれているのかしらんと期待してしまいましが、よく工事名を見ると維持管理のようでした。とは言え、会津地方にある山のようなダムの維持管理も大変なことなので、しっかりと安全にも対応して頂きたいです。
大川ダム維持管理他工事
美しい大川ダム

下郷発電所のご案内

さて、目的の下郷町花の郷小水力発電所は前町長の肝いりで三峰川電力さんとの共同で進められた事業と聞いた記憶がありますが、確かに小水力発電は一般の人が簡単に事業化できるようなものでないので、首長のリーダーシップはかなり重要なのだと思います。
花の郷発電所の看板
花の郷発電所の取水口?の看板
落ち葉のごみを回収?

容量は175kW、三彩館という下郷町の食事もできる施設が隣接されていて、内部には学習できるコーナー(パネル)も設置されています。
概要
建設の様子
周辺MAP
発電所を見に行きたかったのですが、やはり冬眠準備の熊とかに遭遇したら大変だし、そもそも場所が分からなかったので行けませんでした...。

ここからは完全に余談です。
大内宿
ねぎで食べるおそば

大内宿内のカフェでいただいたえごまシフォン

塔のへつりをのぼったとこから見た図
大内宿は観光客でいっぱいでした。確か振休で平日行った気がするのですが、それでも観光バスが何台も止まっていて、で塔のへつりに行ったら同じバスが来ていました。お決まりコースのようです。ねぎで食べるおそばをねぎだけで完食しましたが、こういっては何ですが、お家でもできるけどやらないでしょう。難しかったです。大内宿の中にあるカフェはバイオマスストーブ(写真はないです)があってとてもおしゃれなゆったりした空間でした。母と息子で経営していて仲がよさそうで、ケーキも美味しかったです。

西会津町のソーラーシェアリング

西会津町にある橋谷田ファームさんのソーラーシェアリングを見学させて頂きました。(実は2016年8月のお話です)

西会津は積雪が多い地域なので、架台が高く設計され、かつ、夏は暑いのでご覧のように日よけがされています。

容量は45.5kW。平成26年度の福島県のふくしまからはじめよう。再エネ発電モデル事業(営農継続モデル)に採択された事業です。

育てているのはおたねにんじんという薬用人参で、会津地域で昔栽培されていた植物で、価値が高く、栽培はかなり難しいようで、数年間(3年だったか5年だったか)地中で育つのを待つそうです。本来であれば年1回収穫量を農業委員会に報告しなければならないことになっていますが、そういう作物であれば毎年の育ち具合を報告するようになっているそうです。モデル事業ですしね。
そもそも薬用人参の価値が高いのは高山の涼しいところにひっそり生えていて暑さやら病気や虫などに弱いらしく滅多に採れるものではないからだそうです。

そういう意味では、収入が得られるまで無収入でおたねにんじんを栽培しなければならないよりはソーラーシェアリングによる収入があればその期間中の労働の対価が得られるわけで、営農型発電の目的に合っていますね。

おたねにんじん
下で作業できる架台高さ

育ておたねにんじん